はじめに:あなたの隣にもいるかもしれない「すごい人」
こんにちは、現役派遣営業のハンケです。
日々、多くの派遣スタッフさんと面談をしていると、時折「この人、本当にすごいな…」と心の底から尊敬してしまうような方に出会うことがあります。
特別な才能があるわけでも、帰国子女なわけでもない。 私たちと同じように日々の仕事に追われ、家事や育児に奮闘しているはずなのに、なぜかキラキラ輝いていて、着実にキャリアアップしていく人。
「あの人は特別だから」「私には無理」 そう思ってしまいがちですが、実は彼女たちが実践していることは、決して魔法ではありません。
今回は、私が実際に出会った「スーパー派遣社員」のリアルな生活と、そこから見えてきた、誰でもできる「無理なく自分をアップデートする方法」をお伝えします。
1. 【実録】ワンオペ育児×フルタイム派遣×リスキリング!Aさんの衝撃的な日常
私が担当していたスタッフのAさん(30代後半・女性)の話です。
彼女は、3歳の子供を育てるシングルマザー。実家は遠方で頼れず、ほぼワンオペ育児の状態でした。仕事はフルタイムの一般事務(9:00〜17:30)。これだけでも目が回るような忙しさだと思います。
しかし、Aさんはこの生活の中で、なんと1年間で「簿記2級」と「MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)のエキスパートレベル」の資格を取得し、さらに独学でVBA(Excelのマクロ言語)まで習得してしまったのです。
当時、私は耳を疑いました。 「え、Aさん、いつ寝てるんですか?魔法使いですか?」と本気で聞きました(笑)。
彼女の答えはこうでした。 「いやいや、毎日必死ですよ。でも、子供が寝た後の『ゴールデンタイム』と、通勤時間の『スキマ時間』だけは、絶対に自分の将来のために使うって決めてるんです」
彼女のバッグの中には、常にボロボロになった参考書と、Kindleが入っていました。 昼休みは同僚とのランチを週2回に減らし、残りの3回はデスクで軽食をとりながら勉強。 通勤電車の中では、スマホアプリでひたすら問題を解く。
「特別なことは何もしてないですよ」と笑う彼女ですが、その徹底した時間の使い方は、まさにプロフェッショナルでした。 結果、彼女はそのスキルが高く評価され、派遣先企業で正社員登用されることになりました。
2. 現役営業が分析!Aさんが「無理なく」続けられた3つの秘訣
Aさんの話を聞くと「私にはそんなストイックな生活は無理!」と思うかもしれません。私もそう思います(笑)。
ですが、営業担当として彼女を近くで見ていて気づいたのは、彼女が決して「根性論」で頑張っていたわけではないということです。彼女が成功した背景には、非常に合理的な3つの秘訣がありました。
秘訣①:目的が明確すぎる(危機感) 彼女には「シングルマザーとして、何があっても子供を不自由なく育て上げる」という強烈な目的意識がありました。「なんとなくスキルアップしたい」ではなく、「稼げるようにならないと生活が立ち行かない」という健全な危機感があったのです。
秘訣②:完璧主義を捨てている ここが重要です。彼女は「今日は疲れて無理」という日は、潔く勉強を諦めて子供と一緒に寝ていました。「毎日やらなきゃ」と自分を追い込むのではなく、「週単位で帳尻が合えばOK」という柔軟な姿勢を持っていました。
秘訣③:派遣のメリットを最大限活用していた 彼女は「残業なし」の契約を徹底していました。もし残業が発生しそうになると、すぐに私に相談して調整を依頼していました。「定時で帰れる」という派遣のメリットを最大限に活かし、勉強時間を確保していたのです。
3. 明日からできる!私たちが真似すべき「頑張らない戦略」
Aさんは少し極端な例かもしれませんが、彼女のエッセンスは私たちにも十分応用できます。 ここからは、普通の私たちが明日から真似できる、「無理なく頑張るための具体的な戦略」を3つ紹介します。
戦略①:「まとまった時間」への幻想を捨てる
「週末にまとめて勉強しよう」「仕事が落ち着いたら始めよう」 これは絶対に挫折するパターンです。まとまった時間なんて、永遠にやってきません。
Aさんのように「スキマ時間」をかき集めましょう。
- 通勤電車の往復30分
- お昼休みの残り15分
- お風呂が沸くまでの10分
- 寝る前のスマホタイムの15分
これだけで1日1時間以上確保できます。塵も積もれば山となります。スマホに学習アプリを入れたり、Kindleでビジネス書を読んだりするだけでOKです。
戦略②:目標は「意識低い系」で設定する
いきなり「資格を取る!」と意気込むと、ハードルが高すぎて挫折します。 目標は、笑っちゃうくらい低く設定するのがコツです。
- ×:毎日1時間勉強する
- ○:毎日テキストを1ページ開く(読むとは言ってない)
- ×:簿記2級に合格する
- ○:簿記のマンガ入門書を1冊読んでみる
これなら「今日は疲れてるけど、1ページ開くくらいならできるか」と続けられます。人間、一度始めてしまえば、意外と5分、10分と続けてしまうものです。「始めるためのハードル」を極限まで下げましょう。
戦略③:一人で抱え込まず「周りを巻き込む」
頑張ることを孤独な戦いにしないでください。 家族やパートナーがいるなら、「私は今これを頑張りたいから、毎週火曜日の夜は家事をお願いしたい」と具体的に協力を仰ぎましょう。
もし頼れる人がいないなら、便利なサービスや他人を頼りましょう。 Aさんも、たまに家事代行サービスを使って時間を買っていました。「お金がもったいない」と思うかもしれませんが、それで得られた時間でスキルアップして時給が上がれば、すぐに元は取れます。
また、私たち派遣営業に「将来こういう仕事がしたいので、〇〇のスキルを身につけたい」と宣言するのも効果的です。私たちは応援しますし、それに合った仕事を探そうと努力します。
まとめ:小さな一歩が、半年後のあなたを救う
「すごい派遣社員」Aさんの話から、私たちが学べることは多いです。
彼女はスーパーウーマンではなく、自分の置かれた状況の中で、優先順位をつけ、取捨選択し、淡々と小さな努力を積み重ねた「究極のリアリスト」でした。
いきなり彼女のようになる必要はありません。 まずは、今日の帰りの電車で、いつも見ているSNSの代わりに、興味のある分野の本を1ページだけ読んでみる。 そんな小さな「いつもと違う行動」が、半年後、1年後のあなたの選択肢を大きく広げてくれるはずです。
無理は禁物ですが、昨日の自分より少しだけ前に進んでみませんか? 私たち営業担当は、そんな頑張るあなたを全力でサポートします。
著者:ハンケ(@hanke_sales) 現役の派遣営業マン。 X(Twitter)では、今回のような「すごいスタッフさんの実話」や、ブログには書けない「派遣営業の裏話・本音」を毎日発信しています。 「頑張りすぎず、賢く働きたい」という方は、ぜひ覗いてみてください。


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