お疲れ様です、ハンケです。
派遣社員として働いていると、避けて通れないのが「契約満了」のタイミングです。 3年ルールの抵触日だったり、部署の縮小だったり、理由は様々ですが、「次の仕事を探さなきゃ」というフェーズは必ずやってきます。
この時、9割の人がやってしまうのが、「またイチから別の会社の求人を探す」という行動です。
もちろん、それが悪いわけではありません。新しい環境、新しい業界、新鮮な気持ちでリスタートするのも派遣の醍醐味です。
でも、もしあなたが、 「会社の名前にこだわりはない」 「新しい環境に馴染むまでのあのストレスが嫌いだ」 「とにかく効率よく、安定して稼ぎたい」
そう思っているなら、別の会社に行くのは、はっきり言って「損」です。
営業担当として、あまり大きな声では言えませんが、実は派遣社員にとって最も賢いキャリアの選び方の一つ。 それが、「今の派遣先企業の中で、別の部署に異動する」という選択肢です。
今日は、なぜこの「社内異動(スライド)」が、派遣スタッフにとって最強のメリットをもたらすのか。 給与面、精神面、そしてキャリアの積み上げという観点から、その構造的なカラクリを解説します。
1. 「転職のストレス」の8割は、環境の変化にある
新しい派遣先が決まった時のことを思い出してみてください。
初日はガチガチに緊張して挨拶。 「お手洗いはどこですか?」と聞くのも気を使う。 電話の取り方が違う、メールの作法が違う。 何より、社内独自のシステムやツールの使い方を、またイチから覚え直し。
最初の1ヶ月は、仕事そのものよりも、こういった「環境への適応」だけでヘトヘトになりますよね。
でも、同じ会社内での異動なら、このストレスがほぼゼロになります。
入館証はそのまま使える(ことが多い)。 食堂のメニューも知っている。 社内の雰囲気や、「暗黙のルール」もわかっている。
これだけで、精神的な負担は段違いに軽くなります。 「場所は知っている、勝手もわかっている」という安心感は、仕事のパフォーマンスを安定させるための最強の土台です。
2. 「システム習熟」という最強の武器
個人的に、これが最大のメリットだと思っています。 それは、「社内システムやツールが同じ」だということです。
大手企業ほど、独自の経費精算システムや、複雑な勤怠管理システム、独特なチャットツールの運用ルールを持っています。 これらを使いこなせるようになるだけで、通常は数週間かかります。
しかし、社内異動なら、あなたはすでに「経験者」です。
新しい部署に行っても、 「あ、経費精算ですね。前の部署と同じ手順ですよね? 大丈夫です」 「Teamsの連絡ルールですね、把握してます」
即座にこう言える。 受け入れる企業側からしても、教育コストがかからない人材は喉から手が出るほど欲しいのです。 新しい仕事を覚えることに100%の脳のリソースを使えるので、結果としてミスも減り、評価されるスピードも圧倒的に早くなります。
3. 時給交渉がイージーモードになる
「同じ会社だと、時給も据え置きなんじゃない?」 そう思うかもしれませんが、実は逆です。むしろ上がるチャンスです。
全く新しい会社に行く場合、あなたは「見知らぬ新人」として査定されます。 時給は相場通りか、あるいは「様子見」でスタートすることが多いでしょう。
しかし、社内異動の場合、あなたには「その会社での実績(信頼貯金)」があります。
営業担当は、企業に対してこう交渉します。 「〇〇さんは、隣の営業部で2年間、勤怠も完璧で高い評価を得ていました。御社のシステムも熟知しています。即戦力中の即戦力です。なので、他の方より高いこの時給で契約しませんか?」
企業側も、 「全く知らない人を採用して、すぐに辞められるリスクを負うくらいなら、多少高くても勝手がわかっている〇〇さんに来てもらった方が安心だ」 という判断になります。
実際、僕が担当したスタッフさんでも、社内異動をきっかけに時給が100円〜200円アップした事例は山ほどあります。 「実績」というカードを持った状態で交渉のテーブルにつける。これが社内異動の強みです。
4. 評価が「リセット」されずに「積み上がる」
派遣社員の悩みの一つに、「職場が変わるたびに評価がリセットされる」というものがあります。 前の職場でどれだけ頑張っても、新しい職場に行けばまた「新人さん」扱い。これが続くと、キャリアが分断されているような虚しさを感じることがあります。
しかし、同じ会社内での異動なら、評価は緩やかにつながっていきます。
「あ、君、以前〇〇部にいたんだって? あそこの部長が『あの子は仕事が早い』って褒めてたよ」
大手企業の中では、部署が違っても管理職同士の横のつながりがあります。 前の部署での良い評判は、次の部署にも必ず伝わります。
これは、あなたが思っている以上に働きやすさに直結します。 最初から「できる人」として信頼された状態で仕事が始められる。 雑用ばかり押し付けられることなく、やりがいのある仕事を任せてもらえる。
派遣という働き方でありながら、正社員のように「社内での信用」を積み上げていけるのは、このパターンの大きな魅力です。
5. こんな人には特におすすめ
この「社内異動」戦略は、全員におすすめするわけではありません。 「色々な会社の文化を見てみたい」「飽きっぽいから環境をガラッと変えたい」という人には不向きかもしれません。
ですが、もしあなたが以下のタイプなら、迷わず営業担当に「社内で他の部署ないですか?」と聞いてみるべきです。
- 今の会社の「人」や「環境」は嫌いじゃない人 (食堂が美味しい、オフィスが綺麗、駅から近い、など)
- 新しい人間関係を一から構築するのが億劫な人
- 仕事内容そのものよりも、効率や働きやすさを重視する人
- 大手企業での勤務歴を長く見せたい人 (職務経歴書上、同じ会社名が並ぶので、見栄えが良く「定着性のある人材」として評価されやすくなります)
まとめ:営業担当を使い倒せ
もし、今の派遣先で契約終了の話が出たり、あるいは「今の部署の仕事は飽きたけど、会社自体は悪くないな」と思ったりしたら。
すぐに転職サイトを見る前に、まず担当の営業にこう伝えてください。
「この会社の中で、別の部署の案件はありませんか?」
僕ら営業にとっても、優秀なスタッフさんを他社に取られることなく、自社のクライアント内でマッチングできるのは、正直めちゃくちゃありがたい話なんです(笑)。 だからこそ、全力で社内の他部署に売り込みをかけます。
「派遣=使い捨て」ではありません。 賢く立ち回れば、派遣という立場のまま、正社員並みの安定感と、転職並みの給与アップを同時に手に入れることができます。
「今の職場、居心地はいいけど仕事がなくなっちゃって…」 そんな時は、ぜひ「隣の部署」という選択肢を思い出してください。
それが、あなたの派遣ライフをより快適に、より高単価にするための「近道」になるはずです。
もし、「今の会社で異動できるか知りたい」「どうやって営業に頼めばいいかわからない」という相談があれば、いつでもDMください。 状況に合わせた交渉フレーズ、お教えします。
それでは、また。
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