【実話】2時間の仕事が10分。事務未経験の20代が、ベテラン50代を「AI」で抜き去る残酷な瞬間。

職場のあれこれ

お疲れ様です、ハンケです。

今日は、事務職のキャリアにおける「地殻変動」について、現場の営業担当として肌で感じている危機感をお伝えします。

これまで、事務職の市場価値は「経験年数」と「スキルの習熟度」で決まっていました。 「Excel歴20年」「VLOOKUPやピボットテーブルが組める」「マクロが少し触れる」 これらは、間違いなく強力な武器でした。

しかし、ここ1〜2年でそのルールが完全に崩れ去ろうとしています。

犯人は、間違いなく「AI」です。

今日は、ある職場で実際に起きている「下克上」の事例をお話しします。 それは、「事務未経験の20代が、Excelバリバリの50代ベテランを、仕事のスピードと質で圧倒してしまった」という話です。

もしあなたが40代〜50代で、「私はパソコンが得意だから大丈夫」と思っているなら、今日の記事は少し怖いかもしれません。 でも、これを知らないと、気づいた時には「仕事が遅い人」のレッテルを貼られてしまう可能性があります。

2時間 vs 10分。勝負は一瞬でついた

ある商社の営業事務部門での話です。

ここに、二人の派遣スタッフがいました。 一人は、50代のAさん。事務歴20年以上の大ベテラン。Excelはお手の物で、関数もバリバリ使いこなします。 もう一人は、20代のBさん。事務はほぼ未経験。Excelの知識は「セルの足し算ができるくらい」です。

ある日、部長からこんな指示が出ました。

「過去3年分の売上データがバラバラにあるんだけど、これを今期の予算策定に使いたいから、担当者別・月別の推移が見えるように整理して、見やすい管理表を作ってくれない?」

渡されたのは、フォーマットが統一されていない複数のCSVファイルやExcelデータでした。

50代ベテランAさんの戦い方(従来型)

Aさんは、これまでの経験をフル動員しました。 「まずはデータのクレンジングね。表記ゆれを直して…」 「ここはVLOOKUPで紐付けて…」 「ピボットテーブルで集計して…」 「見やすくするために、罫線を引いて、条件付き書式を設定して…」

彼女の手際は完璧でした。ショートカットキーを駆使し、マウスを使わずにカチャカチャと高速で処理していく。 まさに「職人芸」です。 そして、約2時間後。完璧な管理表が完成しました。

20代未経験Bさんの戦い方(AI型)

一方、BさんはExcelの関数なんて知りません。 彼女がやったのは、Copilot(有料版)を開くことだけでした。

  1. バラバラのデータを全てファイルごとアップロードする。
  2. こう入力する。 「これらのデータを統合して、担当者別・月別の売上推移がわかる表を作ってください。また、異常値があれば赤色にして、パッと見て傾向がわかるグラフも提案してください。最終的にExcelファイルとしてダウンロードできるようにして」

AIが処理している間、彼女はコーヒーを飲んでいました。 数回、「ここの集計単位は四半期にして」と追加指示を出しただけ。

そして、約10分後。 Aさんが作ったものと同等、いや、分析グラフまでついたそれ以上のクオリティの管理表が完成しました。

会社が評価したのは、どちらか?

結果、部長に提出された二つの成果物。 部長はどちらを評価したでしょうか?

残酷ですが、*「早くて、プラスアルファの提案(グラフ)があったBさん」です。

部長にとって、「裏側でどんな難しい関数を使っているか」や「どれだけ苦労して作ったか」は関係ありません。 重要なのは、「欲しいアウトプットが、どれだけ早く、正確に出てきたか」だけです。

Aさんは2時間分の時給が発生しましたが、Bさんは10分で終わらせ、残りの1時間50分で別の業務をこなしました。 生産性の差は、実に12倍です。

これが、今現場で起きている「AIによる下克上」の正体です。

「作業する人」から「指示する人」へ

なぜ、こんなことが起きるのでしょうか? それは、仕事において求められる能力の定義が変わったからです。

これまでは、**「How(どうやるか)」**を知っている人が偉かった。 ・関数の組み方を知っている ・マクロのコードが書ける ・ショートカットキーを知っている

しかし、AI時代においては、「How」はAIが全部やってくれます。 人間より早く、正確に、ミスなく。

これからの時代に求められるのは、「What(何を)」「Why(何のために)」を定義する力です。

Bさんが勝っていたのは、Excelスキルではありません。 「AIに的確な命令(プロンプト)を出す力」と、「ゴール(目的)を定義する力」です。

「みんなが見やすいように整理して」と言われた時、 「見やすいとは何か?=比較ができること、異常値がわかること」と定義し、それをAIに指示できた。 これさえできれば、手を動かすのはAIでいいのです。

40代・50代への警鐘:その「経験」が「足かせ」になる時

ここで一番危惧しているのは、40代・50代のベテラン層の方々です。

正直に言います。 20代の若手は、AIを「生活の一部」としてナチュラルに受け入れています。 わからないことがあればGoogle検索よりも先にAIに聞く。それが彼らの当たり前です。

一方で、ベテラン層の中には、 「AIなんて信用できない」 「自分の手でやった方が確実だ」 「新しいことを覚えるのが面倒だ」 と、AIを遠ざけている人がまだまだ多い。

厳しい言い方をしますが、今のままだと、間違いなく追い抜かれます。

「Excelができる」というアドバンテージは、もう賞味期限切れ間近です。 むしろ、「自分のやり方」に固執して時間がかかる人は、「コストパフォーマンスが悪い人材」として、契約更新の対象から外れていく未来が見えています。

解決策:今すぐ「触る側」に回ろう

でも、絶望する必要はありません。 実は、40代・50代こそ、AIを最強の味方にできる可能性を秘めているからです。

なぜなら、皆さんには「業務知識」と「経験」があるからです。

AIは優秀ですが、完璧ではありません。出てきたアウトプットが正しいかどうか判断するには、知識が必要です。 「この数字、肌感覚としておかしいな」と気づけるのは、経験を積んだベテランだけです。

Bさん(若手)は、AIで出力はできますが、その内容の「正誤判定」や「深読み」はまだ甘いかもしれません。

もし、Aさん(ベテラン)がAIを使えるようになったらどうなるでしょうか? 「20年の経験値」×「AIの爆速処理」。 これはもう、鬼に金棒です。若手が束になっても勝てません。

だからこそ、お願いです。 食わず嫌いをせずに、今すぐAIに触れてください。

ChatGPTでも、Copilotでも何でもいいです。 まずは、毎日のメール作成をAIにやらせてみてください。 「この文章を、もっと柔らかい敬語に直して」 「この議事録を、3行で要約して」

たったそれだけでいいんです。 「あ、こんなに楽なんだ」と体感すること。 そして、「自分で手を動かす」ことから、「AIという優秀な部下に指示を出す」というマインドに切り替えること。

それができれば、あなたのキャリアはあと10年、20年と輝き続けます。

まとめ:変化を拒むか、乗りこなすか

時代は残酷です。 便利な道具が出てきた時、古い道具に固執する職人は、残念ながら淘汰されます。

かつて、そろばんが電卓に代わり、手書きがパソコンに代わったように。 今は、パソコン操作がAIへの指示に代わろうとしています。

「Excelバリバリ」の看板を下ろして、「AIディレクター」の看板を掲げましょう。 20代に負けている場合じゃありません。 大人の底力、AIを使って見せつけてやりましょうよ。

「具体的にどうやって業務にAIを取り入れればいいの?」 「AIスキルをアピールして時給を上げるには?」 そんな相談も大歓迎です。一緒にこれからの生存戦略を考えましょう。

それでは、また。


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